「天涯孤独の人」が亡くなったら、葬儀費用はだれが出すのか

「天涯孤独の人」が亡くなったら、

 葬儀費用はだれが出すのか

 【司法書士が解説】

 

 司法書士法人近藤事務所 代表司法書士

 近藤崇氏の記事です。

 

  万一自分が亡くなっても、家族がいれば

  葬儀を執り行ってもらうことができます。

  しかし、天涯孤独だったらどうでしょうか。

  事前準備ができる場合は別ですが、多くの

  ケースでは、「どこかのだれか」に葬儀と

  火葬の手続きを取ってもらい、その費用を

  払ってもらうことになります。(中略)

  「身寄りのない方の場合、亡くなられた

  あとの葬儀費用はだれが負担するのか?」

  この問題について、法律上は明確な回答が

  存在しないというのが現状です。

 

 法律でも決められていないのですか。

 

  「自分の死後」まで、完璧に準備できる人は

  少ない。

  亡くなった方のご遺体をいつまでも保管

  しておくわけにはいきませんし、いつま

  でも火葬しないわけにもいきません。(中略)

   

  だれかが葬儀をせざるをえないのが実情

  だといえます。実際問題、相続人でない

  親族や、生前に縁故のあった人(近隣の

  人やケースワーカー等)が葬儀を執り

  行い、その費用を負担するケースは多く

  あります。

  しかし、死亡した被相続人の相続財産に

  ついては、法定相続人や相続財産管理人

  以外は管理することができませんので、

  相続人でない方が善意で葬儀を行ったと

  しても、その方が被相続人の遺産を使う

  ことはできません。

 

 そうであるならば、善意で行なった人の

 自腹にになってしまうのですか?

 どうも腑に落ちませんね。

  

  しかし、人として最も考えたくない事案

  である「自らの死」について、事前に

  完璧な対応を行える人は多くありません。

  現に多くの相続案件を見ている弊所でも、

  同様の意見です。

 引用元 幻冬舎 GOLD ONLINE  

 連載 現場第一主義の司法書士がレクチャーする

 「相続まめ知識」【第27回】2022/03/06

  https://gentosha-go.com/articles/-/41351

 

 「天涯孤独の人」とおひとりさまを単純に

 結びつけることはしたくありません。

 自分の後始末くらいきちんとしましょうよ。

 

 ここからは暴言・・・・・・

 このような場合、そもそも葬儀なんて必要

 ですか?

 誰が費用を負担するのか困惑するのならば

 いっそやらなければいいのではないで

 しょうか。

 直葬とかではいけないのですか?

 0(ゼロ)葬だってありますよ。

 「天涯孤独」だからと言って死後に人に

 迷惑かけてはいけないでしょう。

 「天涯孤独」だからこそ、よけいに自覚

 しなければならないと思うのです。

 

 ソリタリーと言えども死後の後始末は自分で

 できません。

 誰かにやってもらわなければならないのです。

 こうならないためにも終活しましょうよ。

 終活ガイドがお手伝いしますから。

 

 

 

 

 

 

 

   

 

   

 

   

 

 

 

 

アルコールと認知症

 はたして「酒は百薬の長」なのか?

 「酒は百薬の長」と言われますが、脳にとっては

 必ずしもそうとは限らないそうなのです。

 

 『脳寿命を延ばす 認知症にならない18の方法』

      (著者 新井平伊 発行所 文藝春秋)

 この本のアルコールに関する部分をご紹介します。

 

 さまざまな研究で、酒は神経毒であるという

 事実がわかってきました。一次的なダメージは

 神経細胞へ、二次的なダメージは血管を介して

 やって来ます。(中略)

 アメリカで行なわれた大規模な研究は、酒を

 飲む60歳と飲まない60歳の脳の萎縮度合いを

 調べました。その結果、萎縮が少ないのは

 次の順になりました。

  ①酒を飲まない人

  ②少量だけ飲む人

  ③大量に飲んでいたが止めた人

  ④大量に飲んでいる人

 飲酒が脳に直接的なダメージを及ぼし、

 神経細胞がやられてしまう事実が判明

 判明したわけです。(p163、164)

 

  酒が持つさまざまな悪影響

   ・糖尿病の一因になる

   ・バランスの取れた食事を取らなくなる

   ・カロリー過多になる

   ・ビタミンや鉄分が不足して貧血になりがち

   ・眠りが浅くなって、睡眠の質が悪くなる

   ・覚醒作用がある → 依存症 → 禁断症状

             (p165、166から抜粋)

 

 脳へのダメージが大きいのは、一度に飲む

 量よりも、毎日飲む習慣です。

 脳の萎縮を着実に進めるからです。

 「休肝日」という言葉は肝臓への負担軽減

 から出てきたものですが、

 脳にもいいことです。(中略)

 私は外来でこう話します。「人生取るか、

 酒取るか」で「10年後が全然違う」と。

                (p167)

 

  ━  酒やめますか、人間やめますか  ━

 こんなフレーズがうかんでしまいました。

 

 しかし・・・・・・認知症予防の食事の本には

 このようなものもあります。

 

 赤ワインにはレスベラトロールというポリ

 フェノールが多く含まれており、抗酸化力

 だけではなく、脳の神経細胞を活性化させ、

 認知機能を向上させることも明らかと

 なっています。(中略)

 少量から中等量の適度な飲酒者は非飲酒者

 に比べてアルツハイマー型認知症を含む

 認知症発症率が42%軽減され、特に脳血管

 性認知症では発症率が70%軽減し、効果が

 顕著であったとの報告がなされています。

 (『認知症予防食生活支援指導員試験

  公式テキスト』(p190)

  監修  特定非営利活動法人

      予防医学推進協議会 

  発行所   TAC出版 )

 

 はたしてどうなのでしょう?

 このような場合、自分に都合のいい方を

 選択するのではないでしょうか。

 ないでしょうか。ポリフェノールは 〇

 なのだ、と。

 

  しかし・・・・・・次のような記事も見つけて

 しまいました。 

 仏衛生機関、「適量の赤ワインは健康に

 良い」説を否定


 フランス人の間で広く支持されてきた

 「フレンチ・パラドックス」。

 フランス人は肉類の摂取量が多いのに

 心臓病の死亡率が低いという疫学的な

 逆説を意味する言葉で、その理由として

 あげられたのが「赤ワインを飲んで

 いるから」。この説を信じる人も多いが

 仏消費者団体UFCは6月10日、「1日2杯の

 ワインが禁酒よりも健康的だとする誤解が

 広まっているが、仏国立衛生医学研究所

 (Inserm)がフレンチ・パラドックスを強く

 否定する報告を行った」と伝えた。(中略)

 Insermは「適量の飲酒が、まったく飲酒

 しないことよりも健康に良い」のではなく、

 「適量の飲酒は、過度な飲酒よりもリスクが

 低くなる」のが正しい解釈だと強調。

 休肝日をはさみながら1日2杯以下、1週間に

 10杯以下に抑えて健康を維持するよう

 呼びかけている。

 引用元:WEBニッポン消費者新聞 2021/6/11        

www.jc-press.com

 

 「過ぎたるは猶及ばざるが如し」

 アルコールもほどほどがよろしいようですね。

 それにしても

  毎日の飲酒は最悪。タバコよりも

  酒のほうが脳にダイレクトに害をなす

  『脳寿命を延ばす 認知症にならない

  18の方法』(p161)

 恐ろしいですね!

 

 

   

 

   

 

   

 

  

 

『年をとったら食べなさい』を読みました

 『在宅医療のエキスパートが教える

  年をとったら食べなさい』

   (著者  佐々木淳  発行所  飛鳥新社)

 

 タイトルからして「ええっ~?」ですよね。

 今までの常識をひっくり返す驚きの本です。

 うれしい方にひっくり返してくれます。

 

  在宅医療の専門家が考えた結論

   「太っているお年寄りほど健康」(p8)

 

 そうなんですか。

 

  プロローグ 年をとったら健康常識を

        「180度」変えよう

 □ 年をとったらあまり食べなくなるのが

    普通だ

 □ カロリーの摂り過ぎはよくない

 □ 体重は増やさないほうがいい

 □ 粗食のほうが健康にいい

 □ 血圧や血糖値、コレステロール値は

    とにかく下げるべきだ

 □ 糖質の摂り過ぎはよくないから、

    ごはんを半分にしている

 □ もともと塩辛いものが好きだけど、

    仕方なく塩分を制限している

 □ ハンバーガーや牛丼など、ファストフード

    系の外食は健康に悪い

 □ コレステロールや脂肪の多いものは

          摂り過ぎない

 □ 医者から出された薬は全部ちゃんと

          飲まなきゃいけない  (p25,26)

 

 ほとんどの人がこれらを信じてきましたよね。

 でも、正しいとは言えないらしいのです。

 

  パート1 気を付けて!

       「やせ過ぎ」の人は危険です!

     「年をとるごとに太っていく」。

      これが医学的に正しい健康管理(p52)

 

 健康に長く生きていくにはしっかり食べて

 体重を増やさなければいけないそうです。

 

  パート2 血圧や血糖を気にするより、

       とにかく食べなさい!

 

 本当にいいんですか?と思ってしまいますよね。

 

  パート3 しっかり食べて健康になる!

       シニア版「最強の食事術」

      高カロリー・高たんぱくのファスト

      フードはまさに「健康にいい食事」(p180)

 

 驚きです。

 

  パート4 食べられる体、動ける体を

       「運動」で守り抜く!

 

 ああ、やっぱり運動も大切なんですね。

 納得です。

 おすすめの筋トレメニュー(p246~)も

 いいですよ。

 あまり書くとネタバレになってしまうので

 これくらいにしておきます。

 みなさん、どんどん食べましょうね!

 

 さて、ここまではとても参考になる内容なの

 ですが、ひとつ気になることが・・・・・・

 

  「孤食」の人は早死にしやすい!

  食事は「人とのつながり」がとても大切

                (p232)

  食事をひとりで食べる「孤食」の人は、

  「死亡率がグッと上がる」 (p233)

 

 

 来ました!ソリタリーの苦手とするところの

 「人とのつながり」

 ソリタリーは早死にしやすいのですか。

 

  必ずしも「ひとり暮らし」がいけないと

  いうわけではない (p233)

 

 と書いてあるものの、このあとは耳の痛い話が

 続きます。ソリタリーにはハードルが高い・・・・・・

 ☆一つ減らしたい気持ちになってしまいました。

 

 ともあれ、とてもいい本です。

 ぜひ読んでみてください。

 

 

 

 

 

 

     

 

 

ソリタリーの終活

 終活するソリタリー

 

 「ソリタリー」

 2014年4月『ホンマでっか!? TV』で知った

 人も多いのではないかと思います。

 

 そのあとのネットの記事を見たとき

 「私、これだ!」と思い、こんな人ほかにも

 いるんだ、ととてもうれしくなりました。

 

 私は2018年から終活を始めています。

 人生の折り返し地点をとっくに過ぎて

 残った時間の方が短いのならば、前だけを

 向いて楽しく生きていこう!と決めました。

  残りの人生、今日が一番若い

 

 ところが・・・・・・ 終活を進めていくうちに

 世間一般の「やりかた」が通用しないことに

 気付いたのです。

 

  違うんです、ソリタリーの場合は。

  やっかいなんです、普通の人よりも。

 

 「おひとりさま」の終活もそのままでは

 当てはまらないのです。

 

 このブログでは、何がどうやっかいなのか

 どうすれば幸せな老後を送ることができるのか

 考えていこうと思っています。

 

 死は誰にでも訪れるもの

 そこに至るまで、そのあと、

 やることがたくさんあります。

 

 シニアのみならず、親御さんの介護をする

 人たちにも参考にしていただけたらと

 思っています。